メールマガジンvol.72『花色が変化するアジサイ』

 

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アジサイがきれいな季節になりましたね。

様々な色のアジサイが咲いていますが、アジサイは花の色が変化する珍しいお花です。

アジサイの花色の変化は、花に含まれる色素アントシアニンと土に含まれるアルミニウムの化学反応によって起こります。

アジサイの根がどれだけアルミニウムを吸収するかによって、花の色は決まります。

 

アントシアニンとは様々な植物や果物に含まれている色素です。

秋に赤く色付く紅葉、梅干しを赤く色付ける赤シソ、紫色のブルーベリ―やナスなどにも含まれます。

赤、ピンク、紫、青色といった幅広い色調を持っており、pHや金属イオンなどの影響で、色が変わる特性があります。

 

土が酸性だと、土に含まれるアルミニウムが溶けやすくなります。

溶け出てきたアルミニウムをアジサイの根が吸収し、花のアントシアニンと反応すると、花の色は青色になります。

 

一方、土がアルカリ性だと、土に含まれるアルミニウムは溶けにくいので、アジサイはピンク色になります。

これはアジサイ本来の色がピンク色のためです(※一部品種を除きます)

 

そして、その中間が紫色になります。

 

学生時代のリトマス紙の実験から、酸性だと赤、アルカリ性だと青、というイメージがありますが、アジサイの花色に関しては、逆になるようです。

 

日本で見かけるアジサイに青や紫色が多いのは、日本は火山国なので酸性の土が圧倒的に多いのが理由です。

また、日本は温暖湿潤気候で年中雨も多く、特に梅雨時期は雨がたくさん降るので、雨(自然の雨は弱酸性)の影響で、土が酸性に傾きやすいのです。

最初はピンク色のアジサイも、紫色や青色に変化するのは雨の影響が大きいのです。

 

一部のアジサイには、土のpHに影響されない品種もあり、その場合花色は変わりません。

アルミニウムが含まれない土や、肥料によっても、花色が変わらないこともあります。

 

白いアジサイはアントシアニンを持っていないアジサイのため、色の変化は見られません。

 

アジサイをピンク色にしたい場合は、専用の土や肥料を使用するか、卵の殻を細かく砕いて土に混ぜます。

卵の殻は主成分が炭酸カルシウムで弱アルカリ性です。酸性の土を中和してくれます。

ただ、反応が穏やかなため、速効性を求める方には、専用土や肥料がお勧めです。

 

いかがでしたか?

今の季節ならではのアジサイを楽しんでくださいね。

お読みいただきありがとうございました。

 

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