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今日5月16日(火)は、京都で葵祭が行われています。
※本来15日(月)の予定でしたが、雨で順延され、16(火)になりました。
葵祭とは?
葵祭は、祇園祭、時代祭と並ぶ京都三大祭の一つとして知られています。
京都御所から下鴨神社・上賀茂神社へ新緑の都大路を、総勢500名を超える行列がねり歩きます。
平安貴族の装束を身にまとった人々や馬36頭、牛4頭など、王朝絵巻さながらに優雅に行われます。
京都最古の祭で、元々は「賀茂祭」という名称ですが、行列のすべてに葵の葉が飾られていることから、『葵祭』とも呼ばれるようになりました。
今から約1400年前(540~572)の年、凶作に見舞われ飢餓疫病が蔓延した時に、欽明天皇が勅使を遣わされ、「鴨の神」の祭礼を行ったのが起源とされています。
今も葵祭では、国家の安泰や国民の安寧をお祈りしています。
葵ってどんな植物?
葵祭では、双葉葵(フタバアオイ 別名:賀茂葵)を桂の枝に絡ませた葵桂(あおいかつら、きっけい)をすべての行列に飾ります。
フタバアオイはウマノスズクサ科カンアオイ属。
原産地は日本・中国。日本では、東北南部から九州の山地や渓流沿いに自生する多年草です。
茎は長く、地表を横に這って伸び、地面を隠すほど密に広がります。
茎先からハート型の2枚の葉を対に長く伸ばすことから「双葉葵」と名付けられたそうです。
春に、2枚の葉の間から赤紫色の1輪の花を下向きに咲かせます。
葵は古く「あふひ」と読み、「ひ」とは「神霊」神を意味し、葵とは「神と逢うこと」であり、また「逢う日」でもあるのです。
神と人を結ぶ草として古来大切に守られてきた植物なのです。
葵紋は下鴨神社と上賀茂神社の御神紋であり、徳川氏の家紋としても有名ですね。
近年、葵祭で使用される双葉葵が激減しており、葵の保護・育成を行っているそうです。
教育機関や企業・諸団体・個人が「育て親」となり、 育った葵の一部を葵祭に活用するというプログラムです。
葵祭で使われる双葉葵を育ててみませんか?
気になられた方は下記リンクをチェックしてみて下さいね。
『葵プロジェクト』https://afuhi.jp/
お読みいただき、ありがとうございました。
(参考資料)
・KYOTOdesign HP 葵祭2023 https://kyoto-design.jp/special/aoi
・京都観光オフィシャルサイトNavi HP 葵祭「どんな祭り?」 https://ja.kyoto.travel/event/major/aoi/
・下鴨神社HP 祭典行事 賀茂祭(葵祭り)https://www.shimogamo-jinja.or.jp/rituals/
・賀茂別雷神社HP 上賀茂神社について 御由緒と御神紋 https://www.kamigamojinja.jp/about/yuisho/
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